図書館教育ニュース (平成15年12月8日発行 −第1004号付録−)に『アメリカの高校生』の書評が掲載されました。
本書は、ニュージャージー州の公立高校で教員生活を体験した著者が、アメリカの高校生や教師、父兄たちの姿を伝えるものです。北海道新聞 (2003.12.7(日)付)に『松下村塾と吉田松陰』の書評が掲載されました。
ペリーが日本に来航する3年前の1850年、九州の平戸へ旅だった1人の長州藩士がいた。弱冠20歳になったばかりの若者の旅の目的は、平戸藩にある新しい書物であった。彼はそれらの書物によって、「欧米列国の植民地支配がやがて日本にも及ぶ」と衝撃を受けた。
彼の名前は吉田大次郎―後の吉田松陰である、本書は、黒船来航から数年後に長州藩の松本村で「松下村塾」(しょうかそんじゅく)を開き、高杉晋作や山形有朋などの歴史的人物を育てた松陰の伝記本。自分の生まれた土地に劣等感を抱くべからずという「華夷(かい)の弁」。武士に頼るのではなく、民衆の力にこそ目を向けるべきだという「草莽(そうもう)論」など、地元出身の直木賞作家によって、松陰の先見的な教育観が浮かび上がる。