本書の学習法
名は体を表わすの言葉どおり、本書はおもに「英語のサウンドとリズム」について学ぶ本です。しかし、英語の音則を学習するにさいして、実際に話されている日常英語のフレーズを手本に練習するわけですから、音の訓練のついでに「英語の基本文型」までモノにしてしまおうと欲ばった企画が本書です。
話し言葉は音声から成り、音の組合せごとに意味が決まってくるので、言葉を獲得するには、音声と意味の両方を学ばなければなりませんが、本書はその目的に沿って、「英語の発音辞典」であると同時に、「英語の会話文法書」の役も果
たしています。
本書の学び方は4段階から成ります。野球の練習に喩えれば、
(1)筋肉トレーニング
(2)キャッチボール
(3)実技訓練
(4)実戦練習
の4段階に相当しますが、具体的には次の練習手順になります。
第1段階
「PV法」によるサウンド練習が筋トレに当たります。PV法の修得は短くても半年かかりますが、急がば回れで、1週1個ずつのサウンドを1年かけて確実に学ぶのが近道です。
(1) 最初にCD(#2・3)の「キーサウンド」と「キーワード」を何回か聞きます。
(2) ついで「発音するときの口の形」と「発音するときの口の動き」の図を見て、「キーサウンドの解説」をよく読みます。
(3) 音を口に出す練習で「キーサウンド」と「キーワード」を言うとき、「ボイス・プリント」を見ながら、「発音練習の一口アドバイス」も参考にします。
(4) 余裕があれば、単語を目で追いながら、CD(#14〜19)の「練習する単語」を聞いてください。
(5) 当社が制作したビデオの『英語のアイウエオ』を併用すれば、いっそう効果
が上がります。
第2段階
「キーフレーズ」における「ボイス・プリント」を理解して、これと同じリズムで言えるようになることを目ざします。
(1) まずキーフレーズを見て、その「会話文法上の解説」をよく読んで、文型のあり方を理解します。
(2) 次にそのフレーズが「話される時間の長さ」を知って、ボイス・プリントを見ながら、その要点の説明をよく読んで「音則」を認識します。
(3) そして声紋図を見ながらCD(#5〜7)を聞き、自分でも言ってみます。
第3段階
「例文」の練習、「会話文法」の理解、「その他のサウンド」の練習です。
(1) 例文はCD(#8〜10)を聞いて、フレーズのリズムを身につけます。聞いてわかるまで練習すれば、多くの英文が応用で聞き取れるようになります。
(2) 会話文法は理解するだけでなく、CD(#11〜13)に収録されたフレーズを聞き、自分で言えるまで練習します。
(3) ブレンドや黙字の単語は、CD(#20〜24)を聞き、耳を鍛え、口に出して言うことで口の筋肉を鍛錬します。
第4段階
実戦練習は工夫しだいです。本書に取り上げた例文は、どれも日常的に使うフレーズばかりですから、あらゆる場面
で使う機会があります。周囲に英語話者がいない場合、自分で仮想の場面
を設定して、実際にフレーズを口に出して言ってみることが大切です。
言葉は実際に使って初めて使えるようになるのです。