
音則法とボイス・プリント
一石二鳥!「ボイス・プリント」を見ながら基本フレーズを言う練習をすれば、「発音」と「文型」の両方が同時に身につきます。

上の「ボイス・プリント」に示された英文は、次の12の「サウンド」から成り立っています。
p ……破裂音の〔p-〕(文頭)
a ……短母音の〔-a-〕
ss……重子音の〔-s〕(語尾)
m ……鼻音の〔m-〕
e ……長母音の〔ee〕の「別の綴り」
th……有声音の〔th-〕
e ……弱母音のシュワ
p ……破裂音の〔p-〕(語頭)
e ……短母音の〔-e-〕
p ……黙字扱いの〔-p〕(語尾)
p ……破裂音の〔p-〕(語中)
er……〔母音の r〕 |
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この文には〔p〕のサウンドが4つ出てきますが、出てくる場所によって、それぞれ音質の違いが見られます。
pass および pepper の語頭子音の〔p-〕は、たがいによく似ていますが、文頭にある
pass のほうが強く破裂します。
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〔p-〕は唇を破裂させたときに出てくる子音で、それ自体はほとんど音声になりにくいが、母音を伴うと聞き取れる音になる。 |
音声学や辞書では、pepper の語中の〔pp〕を「重子音」と定義づけ、〔p〕のサウンドが1つしかないと見なしていますが、ボイス・プリントを見ればわかるとおり、語尾子音の〔-p〕と語頭子音の〔p-〕の2つに分かれています。
すなわち、後ろの〔-p〕は語頭の〔p-〕と同じ破裂音です。ただし、語中にあるため、破裂の仕方が語頭にあるより弱くなっています。
一方、前のほうの〔-p〕は語尾子音です。したがって、口を閉じるとき、かすかに音が出るだけですから、ほとんど聞こえません。そのため、音声学では「黙字」扱いにして、〔pp〕を「重子音」と見なしています。
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〔p-〕の音を出すには口を強く閉じるのがコツで、日本語のパ行とは似て非なるサウンドです。 |
なお、「音則」が|pass|me the|pep|per|の4音節になっていることからしても、pepper
の2つ目の〔-p〕が語尾子音であることがわかります。
英語の発音は「26の子音と18の母音」を学ばずして何も始まりません。そして、原則的に<子音+母音+子音>(CVC)の3つの音が作りなす音節での音の組合せを知り、さらに、いくつもの音節が連らなる文でのリズムを身につけることでネイティブ・スピーカーにより近い音調で英語を話せるようになるのです。