通販英語スクール

英単語マニア
『英単語マニア』[FAQ]

英文書道
『Kanji Calligraphy』

メルマガ


■メッセージ・ボックス3

六十の手習いがモノになりました!

 私が正式に英会話に取り組んだのは60歳の誕生日のその日で、いまから約1年10カ月前に一念発起しました。いまでは“Simple is Best”級の日常会話なら聞いてわかります。でも、英語は人の不意を突くように言葉がさっと出てくるので、実際には聞きもらすことが多く、“Pardon?”を連発しています。また、話す方面 でも、限られたヨタヨタ表現(とっさに使える文型が不足している)ながら、英語話者にこちらの意思を伝えることができる程度の会話力を身につけました。
 ビジネス英語を目標に「石の上にも三年」という気概で「六十の手習い」を始めたわけですが、いま折り返し地点を回った気分で、毎日爽快に英会話のジョギングを続けています。
 レッスンの時間は、犬の散歩時と車の運転中にヒアリングしながら口に出して言うことで、そのほか英語の字幕入りの映画を就寝前に見ているだけで、とくにこれといった勉強時間は設けていません。また、英米人と英語で話す機会は1カ月に1〜2回、それもわずかな時間しかありません。でも、海外旅行でのもろもろの場面 でおたおたすることはなくなりました。
 映画を見ることで気づいたことは、英語話者は誰も彼もが黒柳徹子級の早口で、知人・友人間でのやりとりとか、夫婦や兄弟の口喧嘩の会話は、10回以上聞かないと私には正確に聞き取れません。ところが、そのフレーズをいったん文字に書き写 したあと、わからない箇所を辞書で調べ、文の構造を理解し、意味がわかったら、どんなに早くても映画の出演者とほぼ同じ速さで口にできます。なぜでしょうか?
 去る4月、アメリカに出張したとき、ロサンゼルスのアルハンブラにある英語学校に一日体験入学させてもらいましたが、最初にクラス決めの1分間弱のインタビューがあって、レベル4に入るように言われました。そこは15人前後の教室で、生徒全員がアジア各地から留学してきた若者でした。
 私も先生から当てられ、シドロモドロで発表しましたが、そのあとすぐ「レベル5へ行け」と言われ、「来週からレベル6でもいいだろう」とも言われました。レベル6は事実上の一番上のクラスとのことで、私にそんな実力があろうはずもありませんが、日本人の生徒もいて、彼らが私に「それだけ話せれば、もう来なくていいんではないですか」と言います。
 自分で言うのもおこがましいのですが、どうやら私の発音がほかの生徒に抜きん出ていいため、先生が誤解したようです。じつは先生の言うことが全部わかっているわけでもなく、知らなかった表現をいくつか習って、「この学校で真面 目に6カ月も勉強すればビジネス英語がモノになるだろう」と確信したのは事実ですが、内心では「ナルホド!」「ナーンダ!」と感心ばかりさせられていました。
 なぜ、私の発音がほかの生徒と違うのかをいろいろ考えてみましたが、「PV法をしつこくやったから」というほかに理由が見当たりません。私の2人の子供を小学生時代にYES(山口イングリッシュスクール)に通 わせたとき、授業に立ち会うことで、どうやら私もPV法を身につけていたようです。だから、60歳でいきなりフレーズの練習に入っても、発音上でのつまずきがほとんどありませんでした。
 英語のサウンドは日本語のそれとまるっきり違います。ですから、新しい楽器を教わる気持で挑戦すべきで、「PV法」で音の基礎を学ぶことが英語の音則のすべての面 につながってきます。日本語の音の出し方のまま英語の音を出していたのでは、決して長い文を口にすることはできません。そのためには耳で聞くだけではダメで、英語話者の口の動きを目で見て学ぶ必要があります。そして、文における音のルールは、PV法を習得するかたわら、わが社オリジナルの「音則法」で学べばいいでしょう。
 “Simple is Best”はおもに初対面の人との会話ですから、ごくふつうの速度で話されています。速くもなく、さりとて遅くもありません。これ以上遅いと、実際の話し言葉との音則上のズレが生じて、実用面 で何の役にも立ちません。
 「PV法」と併せて、文での「音則法」に取り組めば、ニューヨークっ子級の速さで英語を言えるようになることを請け合います。六十の手習いにできたことですから、誰にでもできるはずです。英語を1日でも早く話せるようになれば、残りの人生を楽しく過ごせるのではないでしょうか。私はいま日本語なしのハリウッド映画を見るのが楽しみで、それはもはや“病気”状態です。

(00.6.2)

藤田修司 (新日本教育図書(株)社長)

仲間と(左から3番目が筆者)  

左から3番目が筆者