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英語学習室(3-1)シンタックス法(7)Simple is Best(3)より

May I lelp you ? を会話のきっかけ

 近年、わが国の都会地には多くの外国人が働いており、旅行客もたくさん訪れます。東京で電車に乗れば、英字新聞か英語の本を読んでいる英語話者が隣の席に座ることも珍しくないし、道を歩いていて外国人と身体が触れ合って“Excuse me.”と言う場面も少なからず出てきます。
 地下鉄のプラットホームや駅の切符売り場で地図を片手に自分の行き先を調べている金髪さんや碧眼さんをよく見受けますが、そんなとき、“May I lelp you?”と声をかけることから英会話入門のレッスン1が始まります。
 わが社のK君は英語がからっきしダメでしたが、一念発起して、ことしの3月からみなさんといっしょに“Simple is Best”を始めました。最近の彼は、レストランで注文できずにためらっている外国人観光客を見たり、買い物で困っている外人さんを目にすると、つかつか(?)と歩み寄って“May I lelp you?”もしくは“Can I help you?”を連発しています。
 しかし、そのあとは手振り・身振りのジェスチャー言語になりがちで、「よくもああ、ずうずうしくやれるもんだなあ」とあきれていたところ、6月に会ったとき、こんどは please を頭につけて、<動詞+目的語> pay one thousand yen もしくは<動詞+前置詞句>(come with me)などの2種類の文型を使いこなして、外国からの旅人を助けていました。次に彼に会うとき「「どんな進歩を見せているか、とても楽しみです。
 <助動詞+S(主語)〜?>の文型のうち、“May I 〜 ?”(“Can I 〜 ?”でも同じ)が最も使いやすく、レッスン30ではおさらいの意味をかねて、このフレーズだけをテーマに立てているので、ひとまずこの基本形とバリエーションを使えるよう練習してください。ブック3に取り上げた“May I 〜 ?”と“May we 〜 ?”のフレーズを復習しておきましょう。

 May we / order / now ?(3-10)
 May I / have your name, please ?(3-3)
 May I / have another fork, / please ?(3-10)
 May I / have another cup of coffee ?(3-10)
 May I / have your ticket, / please ?(3-5)
 May we / have the check, / please ?(3-10)
 May I / have this dance / with you ?(3-10)
 May I / see your passport ?(3-1)
 May I / see a menu, / please ?(3-10)
 May I / see this, / please ?(3-10)
 May I / ask you / a question ?(3-10)
 Can I / get you / a drink ?(3-7)

 “May I 〜 ?”は「自分がしていいかどうか」について“許可”を求める言い方ですが、“May we 〜 ?”では許可を求めるのが「自分たち」(複数)になります。
 なお、“Can I 〜 ?”“Can we 〜 ?”も“許可”を求める言い方で、may に代えて can を使っている理由は“Simple is Best”およびその解説書をじっくり読んで違いを確認してください。
 なお、文頭に how をくっつけた“How can I help you ?”(3-4)のフレーズは、お店の人がお客に対してよく使いますが、ここではお医者さんが患者に対して使っています。意味は“Can I help you ?”と同じであっても、シチュエーションによって how を付けたほうがしっくりくるかどうか話し手が判断するわけです。改めて言うまでもありませんが、“How may I help you ?”と言っても同じです。
 “May I help you ?”は相手ときっかけを作る重要な言葉ですから、K君のように、あとは野となれ山となれの気分で使っていただければ、そのうち別 の言葉を口にできるようになるでしょう。このフレーズひとつ使えるだけで英語話者との距離がうんと縮まります。