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■英語学習室(5−2)語源法(1)−Simple
is Best(5)より
2002.9.17(火)
■small talk での talk の性格
レッスン5−1の表題は“Small Talk”となっています。このレッスンの会話の場面
は、初対面の人同士がちょっとした挨拶言葉を交わして、互いに名乗り合う内容から成っています。したがって、small
talk を「ちょっとした会話」と訳しましたが、また「世間話」としてもよく、また「おしゃべり」と訳してもいいでしょう。small
talk は「数えられない名詞」(uncountable noun)ですから、複数形にはなりません。したがって、「世間話をする」という表現なら
make small talk となります。
ややこしいのは名詞の talk が原則として「数えられる名詞」(countable
noun)であることです。talk の基本義は「話」で、複数形の talks には「相談」「協議」「会談」の意味があります。the
talk とすると、「話題」とか「話の種」といった特定の話を指します。
そしてまた、all や just が付いて all talk とか just talk とすると、たちまち
uncountable noun に変じて、「口先だけの話」とか「意味のない話」という意味になります。文例としては次のようなフレーズがあります。
He's all talk and no action.('s=is)
(彼は口先だけで行動が伴わない)
small talk の talk は all talk や just talk に類する
talk と見なしてかまいません。名詞の talk の使い方だけでも、非英語話者にはやっかい千万な面
が多々ありますが、英語話者はこれらを苦もなく、何も考えずに使いこなしています。なんともうらやましいかぎりです。
じつを言うと、talk の本業は動詞です。talkを「他動詞」として使うこともありますが、基本的な性格は「自動詞」ですから、前置詞を伴って「句動詞」(phrasal
verb)を作り、これらが「他動詞」として活躍します。そのうち talk to や
talk about が頻繁に使われています。talk with、talk of、talk over、talk
at などもこの仲間です。
talk が作る句動詞には、副詞を伴って他動詞となる talk down や talk
out といったものもあります。
talk にはまた副詞を伴って自動詞として用いられる talk back や talk
up といった句動詞もあります。
talk away は他動詞にも自動詞にもなります。自動詞・他動詞の区別はその語句が「自立」して用いられているか、または「他に依存」して文を成り立たせていたかを、文法学者が使用後に分析しただけのことですから、すぐになじめなくても気にする必要はありません。英語話者ですらこの違いに気付いている人が多くいないのですから。
talk にはまた、talk … into 〜をはじめ、talk … out of 〜、talk …
around 〜といった少しばかり複雑な使い方をする他動詞となる句動詞もあります。
talk ひとつ取り上げても何日分もの勉強のタネがありますが、これをいっきにモノにするなんてとても無理です。英語話者はこれらも日常生活の中で長い時間をかけて意識せず身につけてきたのです。
なお、それぞれの句動詞の意味は自分自身が辞書で調べることが勉強になるので、ここではあえて紹介しませんでした。
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