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■英語学習室(7−3)シンタックス法(16) “Simple is Best”(7)より

2003.1.9

■挨拶言葉の構造

 疑問形を使った挨拶をいくつか見ておきましょう。レッスン7−7には次のフレーズが紹介されています。

  (1) How / are you / doing?
  (2) How / are you / feeling / today?
  (3) How/'s it / going?
  (4) How/'ve you been?
  (5) Are you / having a nice day, / today?
  (6) Are we / having a good day?

 疑問詞の how を使ったフレーズとそうでないものとの2種類があります。
 (1)〜(3)の how は「副詞」ですから、文中での役割は帽子みたいな飾り的な役目で、how を除いた残りの部分が洋服の働きをしています。
 3つのフレーズともに進行形の疑問文ですが、(a) how を除いて、(b)進行形を外して、(c)肯定文に戻して、(d)その他の副詞も取り除くと、下記の要素だけが残ります。

  (1) you do  (2) you feel  (3) it go(es)

 これらのdo、feel、go ともに自動詞ですが、これだけでは座りが悪いので、「どのように」という意味で how を必要とすることがわかります。
 (1)と(2)は主語が you ですから、挨拶を交す相手に「どうですか?」と聞く言葉です。(3)は主語が it ですから、相手を取り巻いている全環境について「いかがですか?」と聞いていますが、これはつまり相手に「いかがお過ごしですか?」と聞いていることにほかなりません。
 (1)および(3)が基本形ですから、この2つを応用すると、次のような挨拶も考えられます。

  (7) How / are you / doing / on the project? (企画をどう進めていますか?)
  (8) How/'s it / going / at the office?   (会社の調子はいかがですか?)
  (9) How/'s it / going / with Mr. Gailey?  (ゲーリー氏とうまくいってますか?)

 (7)では「相手が携わっている企画をどのように進めているか?」と聞いています。(8)は「会社がどのように経過しているか?」をたずねています。(9)は「ゲーリー氏といっしょにどのように協力しているか?」と聞いています。
 さて、(4)に戻ると、このフレーズは be 動詞文の現在完了形を疑問文にした挨拶文で、“How are you?”の変形にすぎません。つまり、you are の部分を you have been とすることによって、より具体的なたずね方になっています。
 (5)と(6)は進行形の疑問形ですが、have が他動詞ですから、a nice day および a good day という目的語を伴っているため、文としての座りがよく、疑問詞の how を必要としていません。
 なお、ちょっとかしこまった場面では“How do you do?”も使いますが、レッスン7−6のあった“What's up?”を含めて、挨拶言葉は場面に応じていろいろ使い分けてください。
 <間投詞+呼びかけの言葉>の挨拶も状況によって使ってください。もちろん疑問形でない“Nice to meet you.”なども併用してください。
 実用されている挨拶言葉だけでも何十もあるし、ほかにも変形がいろいろ考えられますが、それも、これも、あれも、文の構造がしっかりわかっていれば、いくらでも応用がききます。