英語学習室

英単語マニア
『英単語マニア』[FAQ]

英文書道
『Kanji Calligraphy』

メルマガ


■英語学習室(12−3)シンタックス法(14)“Simple is Best”(12)より

2003.6

■電話の相手先について聞かれたとき

 レッスン12−1〜4はオペレーターを介して国際電話を取り次いでもらうさいの会話です。オペレーターはお客に向けて丁寧な表現を使うため、文がどうしても長くなりがちですが、どんなに長いフレーズであっても、全体を正しくきちんと聞き取れるようにしておかないと、似たような場面 での応用がきかなくなります。
 こうした場面では、電話をかける相手先の名称や電話、また国名をオペレーターから問われますが、簡単な基本形として次のようなフレーズが用意されています。

 (1) May I / have your name?    (12−1)
 (2) May I / ask your name, please?(12−3)

 (1)は「私に許可していただけますか?/あなたの名前を持つことを」と問う may I を使った丁寧文です。電話番号をたずねる場合は name の部分が phone number もしくは telephone number になります。いっそう丁寧にすると、次のような表現になります。

 (3) May I / have the phone number of party / that / you want to / call?(12−3)

 party の原義は「分けられた一部分」ですから、何かが「集まった状態」を表わし、「仲間」「当事者」「相手方」という意味が出てきますが、電話で使われるこの種の party は「相手」を指します。that は関係代名詞です。
 want to call では want<call の関係があって、動詞を目的語とするために to 不定詞にしたわけですが、want に to が強く接着して、今日ではwant to の形で助動詞もどきの働きをするようになっています。wish to も want to と同じ働きをします。
 また、wh 疑問詞を使った疑問文には次のような例があります。

 (4) Who / is the party / you wish to / speak to?(12−1)
 (5) Who / is the party / that / you wish to / speak with?(12−1)
 (6) Who / is the person or party / that / you want to / speak to?(12−3)
 (7) What / is the person or name of the party / that / you wish to / speak to?(12−3)

 (4)と(5)の違いは that のあるなしだけですが、that を無視できるようになるには、むしろ that を入れて練習したほうがいいでしょう。
 speak to と speak with との違いは「誰に」と「誰と」くらいの差ですから問題にするほどのことではありません。
 また、下記のようなフレーズもあります。

 (8) What / is the phone number of the party / you are trying to / call?(12−1)
 (9) What country / are you trying to / call?(12−4)

 上の2つの文は(3)〜(7)までの you want to または you wish to の部分が you are trying to となっている点が違っています。be trying to の形は be going to と同じ語法ですから、「be 動詞による助動詞もどき」の用法と言えます。
 (9)は are you trying to となって、you are が are you に入れ替わっていますが、この語順は「単文の疑問形」だからです。
 なお、おまけとして示した“What / is the destination of your call?”という文は、長くても構造は最も簡単な<C(wh 疑問詞)+be 動詞+S?>型です。
 どんなに長い文であっても、文の構造の理屈さえわかれば、リスニングやスピーキングはうんと楽になります。長い文は、最初は分割して、口に出して練習してください。