■外来語は英語ではない
2002/01/30
世の中がIT社会になって、コンピューターに関する用語がすべて英語から入ってきて、日本語の場合、もはや何から何までカタカナで表わしてますよね。私はいまパソコンを使ってこの文を書いてますが、画面のそこらじゅうが英語をそのままカタカナ表記した言葉でいっぱいです。メール、インターネット、チャット、ファイル、アドレスブック、ログイン、ウィンドウ……もうほとんとすべて!
ところが、台湾人の友達のパソコン画面を見ると、これらすべてが中国語に翻訳されて、漢字で表記されているんです。
日々進化しているIT世界の用語をすべて翻訳して置き換えていく中国語って、ほんとに大変そう!と思っていたところ、ある日、また別の台湾人の友達(その人はエンジニア)が英語で書かれた何やら難しげなコンピューターの本を読んでたの。その人はあんまりテストのスコアがよくないし、スピーキングでもそんなにペラペラ喋れる人ではないので、すごくビックリして、「すごいね!そんな難しい英語の本、読んでるんだー!」と言うと、「ぼくは高校から工業高校に行って、college
から university まで、ずっとエンジニアとして勉強してきたから、このくらいの英語の本を読むのは自分にとって難しいことじゃない」と言うのです。
彼によると、一般の人が使う程度のコンピューター用語は、すべて中国語に翻訳済みだそうですが、彼らエンジニアなどのプロフェッショナルなレベルの人たちに必要な知識・情報は英語のまま学んで吸収しているそうです。新聞やテストに出てくる読み物は苦手だけど、自分の専門分野に関する言葉はほとんどテクニカル・ターム(専門用語)だけだし、それらの用語を下手に中国語に翻訳するより、英語のままのほうがわかりやすいし、応用も利くしで、しかも関係者の間では普遍的に使えるんだそうです。
私たちの日本語は、仮名という表音文字があるおかげで、海外の文化を取り入れるさい、ずいぶん楽してるんだなーって思いました。だから、英語が苦手になる要素があるんだよね。
したがって、カタカナ表記されたままの音をアメリカ人に言っても通じないことがほとんどでした。「インターネット」「ドア」「アメリカ」「バッグ」などなど、このまま読んでもまったくわかってもらえません。
日本語ではすべての文字に母音を含んでいる(ンだけ例外)けど、英単語は子音で終わることが原則だったり、各音節間での母音におけるアクセントの強弱の問題とか、英語は音のルールを勉強しなければ相手にまったく通じないということが今回の留学でいやというほど身にしみてわかりました。
英語からの「外来語」って、日本語であって、英語ではないのよね。