■文字どおりに読めない単語

2002.4.29(月)

 イスラム教にはラマダンという日の出から日没の間は何も食べ物を口にしない、という断食する期間がありますよね。断食のことをfastと言って、次のように使われています。

  I'm on the fast.

 詳しくは知らないんだけど、キリスト教にも過去にそういうふうな食を断つ習慣があって、その儀式が終わって食事をするとき、「fastを分断する」という意味で次のように言っていたそうです。

  break the fast

 それが1語に縮まってbreakfastという「朝食」を意味する単語になったそうですよ。breakの〔ea〕の部分は長母音だけど、breakfastとなった瞬間、短母音になってるって面白いよね。
 また、音が短縮された単語ではcupboard(食器棚)が有名ですが、この語はもともと次のような言い方でした。

  cup and board

 それがいまではひとつのcupboardという1つの単語になったとき、子音と〔p〕が脱落して、母音の〔oar〕が〔母音のr〕だけになって、発音が大変化したので、文字どおり読んでも相手に通じませんよね。