■旅の恥をかき捨てる日本人な私(2)
2003.8.18(月)
睡魔と格闘している最中、「万が一、万が一に備えて、寝るわけじゃないんだよ。万が一に備えてだよ」と自分たちに言い聞かせて、携帯電話を取り出して目覚し時計をセットしました。
そのとき「モーニングコールを頼む?」「いやー、いくら私たちだって、国際線に乗り遅れるなんてことありえないんだから、携帯のアラームだけで起きるでしょ!」とタカをくくっていました。
ところが、3日間も十分な睡眠をとらず、遊びほうけていたふたりです。2時間睡眠で、携帯電話の目覚しくらいの音で、起きるはずがありませんでした。
深ーい眠りの底で「リーン、リーン、リーン」と何かが鳴り響いているのです。夢かと思ったのですが、意識がだんだん覚醒してきて、「あ、電話か」と気付きました。まるっきり寝ぼけていて、家にいるもんだと勘違い!
K : もしもし?(ものすごく寝起き不機嫌な声)
F : Hello? Miss? What time are you going to check out of the hotel?
I recall you saying you're going to leave at 3:30 A.M. but...
K : WHAT??? What do you mean?
F : Ah… do you know what time it is now?
K : No. What time is it?!
F : It's already 4:40.
K : Oh, no!
F : Ah… would you like me to call a cab for you?
K : Oh, my god! Yes, please call us a cab immediately!
いま振り返ると、その時点でもう間に合わないこと確実なんだから、あわてても仕方ないのに、そんなとき人間はえてしてただただもうパニックに陥るのみのようです。
放り出された荷物をとりあえず全部むりやりバッグに詰め込み、顔も洗わず、髪もボサボサのまま、部屋を飛び出しました。
フロントには朝食のことで前夜に便宜を計ってくれて、この日は電話で起こしてくれたアラブ系
gentleman が。こっちは急いでるのに、ゆっくり手続きをしながら、おもむろに口を開きます。
F : Are you going back to Japan? What time is your flight?
K : About 6 A.M.
F : 6 A.M?! I don't think you can make it! Maybe you should reschedule.
K : No! We can make it. We must make it! Can you hurry up, please??
F : Okay. Good luck!
自分たちが勝手に寝坊して、さらに起こしてもらっておきながら、失礼にも逆ギレ状態でした。本当に申し訳ない……。
やっとタクシーに乗り込み、いざ空港へ。なんとしてでも乗る!と意気込み、空港に着いて、お釣りも受け取らずに走りに走りました。早朝フライトのためか、人気はなく、ガラガラだったので、「おっ!これはいけるのでは?」と思ったのは勘違い。
人気がなさすぎて、CHECK-IN カウンターには誰もいない!CLOSED の札があるだけ!ああ、どうしよう……。
(つづく)