■旅の恥をかき捨てる日本人な私(3)
2003.8.21(木)
NW(ノースウエスト航空)の制服を着てる人を探して、空港内を走り回りました。そして発見!ほかの航空会社のカウンターでお喋りしているNWの制服着たスラリ&キレイな女の人を!走って駆け寄り、息をぜいぜい言わせながら、無言でチケットを見せました。すると、あっさりと
Boarding is closed. I'm sorry.
と言って、またお喋りに夢中。いやいや、ちょっと待ってくれ、と。お得意の逆ギレです。
Ah,we had an accident!(もちろんウソっぱち)
などとわけのわからないウソまでついて、それが通じないと悟るやいなや、次の手段は泣き落とし!
Please...we've gotta go back to Japan today..
と半泣き顔で言ってみました。しかし、答は相変わらず(当然?)
I understard, but I'm sorry. It's closed. We can't let you through.
こうなったらもうどうでもいい、
What can I do with this ticket?!
と再び逆ギレ。向こうからしたら「そんなのアンタが寝坊したのが悪いんじゃん。それをひとりで怒って、このチケットどうなるのよ!って言われてもねぇ」ですよね。ホント情けない。25にもなって、ついつい理性というものを失ってしまいました。いい大人がパニックに陥り、自分の過失を棚に上げて騒ぎ立てている姿を見て、バカを通り越して哀れに思えてきたのでしょう。初めてむこうから近づいてきてくれました。
Let me see your ticket.
私たちが呆然と握り締めているチケットをまじまじと見てくれました。そして彼女が言うには、私たちのチケットはFIXで、なおかつ団体割引とやらにになってるから、何の変更もできないし、もちろんREFUNDもできない。単なるINVALIDなチケットである、と。しかし、いまは(SARSのせいで)この路線を飛ぶ飛行機がガラガラだから、追加料金も何も払わなくても、明日の同じ便に乗せてあげる、とのこと。
ありがとう!でもね、今日帰りたいの!と私たち。
そして彼女がくれたアドバイスとは−−
If you really need to return to Japan, you have two choices.
One, you can go to another airline and buy a regular one-way ticket
to Tokyo.
But, you know, that's very expensive.
The other, is to go to a travel agent. They're usually cheaper.
But they don't open until 10 or 11, so you'd have to wait until then.
ダウンタウンに行って安チケット買って乗れる便といえば、もう夜中出発機内泊の便だけ。だったら、いま持っているこのチケットで明日の便で帰っても、たいして変わらない。となると、正規料金のチケットを買うしかない?
各航空会社のカウンターに行って、「いくら……?」とおそるおそる聞いてみると返ってくる答は、だいたい13〜17万円!そんなの払えません!諦めかけたそのとき、カウンターのお姉さんが「安いチケットがほしいの?だったら、10時まで待ってダウンタウンに行って」と同じことを言い始めたので、「あぁ、わかってる。もういいの」と立ち去ろうとしたら「だったらelectronic
ticketはどう?ダウンタウンで買うよりはちょっと高いけどそれだったら正規料金の半額以下だし、あと2時間後の東京行きに乗れると思うけど」と。
What's the electronic ticket? How can I get that?
と聞いたところ、Web上で予約をして、そこで予約ナンバーをとり、クレジットカードで決済する、という方法だそうです。国内線ではよく使っている方法だけど、国際線では初めてでした。「私がオンラインであなたたちの予約ナンバーをとってあげるから、このフリーダイヤルの番号に電話して、ガイダンスに従ってカード決済すれば、次の便に乗れるけど……どうする?」と決断を迫られました。
この電子チケット、日本円で6万円強。たしかに正規料金より圧倒的に安い。でも……と、数分間ふたりで緊急会議を開いた結果、お願いすることにしました。いま思えば、そんなに必死になって、その日のうちに絶対に帰らなくてもよかったんですけどね。やはりパニック状態だったのか、あのときはなぜか「必ず今日じゅうに帰らなきゃ!」と思ったんです、ふたりとも。
そして、取ってもらった予約ナンバーを控えて公衆電話へ。音声ガイダンスに従って手順を進めて、最後の決済の部分ではオペレーターの方が出てきて無事に決済を終え、チェックインカウンターへ。荷物も預け、そこで初めて、やっと、一息着きました。
とりあえず顔を洗い、コーヒーを飲み、無理矢理いろんなものを詰め込んだ手荷物の中の整理を始めたときのことでした。事件がまたもや……。