■ハワイとグァムはアメリカなんですって!

2003.12.27(土)

 みなさま、ステキなクリスマスをお過ごしになられたでしょうか?私は後輩の女の子と「食」に走り、銀座で美味しい和食とお酒を楽しんできました。街中イルミネーションで華やいでいて、特に私の目に飛び込んできたのは、大きなシャネルのクリスマスツリー!てっぺんの星の代わりにシャネルのロゴがピカピカ光って、超ゴージャス。カップルたちがツリーをバックに写真を代わる代わる撮っていました。私も撮りたかったのに、後輩が恥ずかしがるので断念しました。
 今回は、まず最初にQ&Aをしたいと思います。前回の例文に

  “Could you get me an immigration form ?”

というのがありましたよね?これに対して、「“Could you GIVE me an immigration form ?”の間違いではないのか?」という質問をいただきました。うぅぅー、難しい問題です。なんとなくフィーリングで使い分けているので、いざ説明しろ、と言われると、苦しいです。ハイ。そんなときは、ネイティブに頼ります。今回の先生はおなじみラブ・オーシュリ。ラブいわく。

  Could you GIVE me an immigration form ?

 give を使うと、たとえば入国審査官が目の前にいる人に向かって、「私に審査用紙を渡してください」というとき使うんだそうです。一方、

  Could you GET me an immigration form ?

と get を使うと、「審査用紙を“私のために”持ってきてちょうだい」となるんだそうです。だから、スチュワーデスさんにお願いするときは“Could/Can you get me an immigration form ?”のほうでOKだとか。おわかりいただけたでしょうか……
 入国審査といえば、メキシコに行ったとき、こんなことがありました。成田からロスまでデルタで飛び、ロスからエアロ・メヒコでメキシコ入りする予定になっていました。ロスの空港から外に出る時間も予定もなかったのですが、「いったんアメリカに入国して、また出国するという手続きをとらなきゃいけない」と言われて、入国審査の列に並びました。
 入国審査なんて、たいていポンポンとスタンプ押して、お決まりの質問&回答があって、スイスイ進むはずでしょう?それまでは、本当にスムーズに流れていたのに、私の友達の順番になったら、彼女がなかなか前に進まないのです。何やってるんだろう?とずっと見ていると、彼女が振り向きざま、「ねーねー、“Is this your first trip to the United States ?”って聞かれたから、“Yes.”ってちゃんと答えたのに、何かごちゃごちゃ言ってるんだけど…わけわかんな〜い…」と困っているのです。「どうした、どうした」と線の後ろから見てたら、入国審査のブースに座ってるおじさんが、

  She said this is her first trip to the US, but that's not true.

と言って、パスポートを私に見せにきたので、近付いて彼女のパスポートをのぞくと、そこには思いっきり合衆国スタンプが!
 なので、「このひとは“アメリカに行ったこと、あるか?”って聞いてるんだよ。だから、“No, this is my second? third? fourth ... many trip to the US.”とでも言っておけば、いいのよ。“初めてだ”なんて言うから“初めてじゃないじゃないか!”と言ってるだけだから」と言うと、「質問の内容くらいわかってるよ!初めてだから、初めてだって言ってるの!」とキレ気味。私も「だって、ここにスタンプ押してあるじゃん!自分がどこに行ったことあるかも忘れちゃったの?!」と言って、スタンプを見せると「アッ、ホントだ。なんで?アメリカに来たことないのに」とまだわけのわからないことを言ってるので、さらにそのスタンプを指さして、「ほら、ハワイとグアムに行ってるじゃない!しかも、つい最近」と言いました。
 すると、彼女は素っ頓狂な声で「エッ?!ハワイとグアムってアメリカなの?だってアメリカ大陸にないじゃん」と心底驚いている様子でした。あぁぁ、情けない。こんなことで、入国審査の秩序を乱して、列の動きを止めていた私たちをお許しあれ。
 今年最後の号なのに、結局いつものように情けないお話を披露して終わってしまいました……。来年もよろしくお願いします。