■エイコの単語帳(1)
2003.4.11(金)
Pow!という擬音
私の名前はエイコ。アメリカ人と結婚したばかりで、ニューヨークに住んでいます。
日本で短大を出て、OLとして働いていましたが、英語は−−可もなく、不可もなくと言いたいところですが、自分では平均以下だったと思います。
英語を覚えたいので、発音のきれいな人から発音だけ習ったことがありますが、単語力は足りないし、文法もよく知らないし、ごく普通の日本の英語を話したいOLのひとりでした。
旦那と交際するようになってから、しばらく英会話がどんどん上達していきました。そのうち日常会話には困らなくなりましたが、単語力が足りないので、いつも電子手帳を持ち歩いていました。
ところが、最近は勉強不足で、アメリカに住むようになってから、むしろあまり進歩してない気がします。単語力が不足しているので、こみいった話はできません。そんな行きどまり感を持っていたとき、ある日本人男性から質問を受けました。
「エイコちゃんが英語を話すようになるまで、どんな場面でどの単語を使うか、意外と思ったというか、驚いたり、ショックを受けたことが何かあると思うんだけど……」と。
「鉄砲のタマがパウパウって言うの、知ってる?日本のバンバンって言う、あれ。おもしろーいって、びっくりしちゃった」と、私はすぐさま返しました。
「スペルは?」と、その人から聞かれて、
“Darling, how do you spell that?”とそばにいた旦那に聞きました。
“P-O-W”と旦那が答えました。
「あっ、そうか!owl(フクロウ)とかtowel(タオル)のowか」と私は気づきました。
英語の擬音は日本語に似てるのもあるけど、ほんと、ずいぶん違ってます。
【英語屋からのコメント】
powは大人より子供の口からよく出てくる擬声音です。まさしくコミックの世界の語ですが、擬声音の学習なら研究者刊『漫画で楽しむ英語擬音語辞典』を推薦します。絵と擬声語が見事にマッチして、題目どおり、大人の漫画本を見ているような楽しさを覚えます。
popやpoundでの〔p-〕、sniffやsnarlでの〔sn-〕、splashやsplatでの〔spl-〕、clarpやclickでの〔cl-〕など、英語話者が感じる子音や母音のイメージがじつにうまく絵で表現されています。
powでは馬が人の尻を蹴る絵やボクシングのパンチの音に使われ、「ボカッ」「ドカッ」「ポン」「ドン」などの訳がついています。
英語の擬音を認識する作業は、英語の音声に敏感になることを約束してくれます。擬声音は人の感性を揺り動かし、心に深く刻み込まれます。
なお、powは〔p-〕〔ow〕という2つの音から成り、母音はcow、bow、now、townなどと同じです。そして、この二重母音と同じ発音の綴りに〔ou〕があり、out、sound、mouseなどの二重母音がその例です。