■小学生に英語を教えるためのゲーム中心の教材

2004.2.4(水)

 4月の新学期にバブ・ゴーデンの新刊書がなんとか間に合いそうです。この本の執筆のため、バブがコンピューターの前に座るようになって約2年半になりますが、それ以前のアイディアをあたためていた期間を入れると……どれくらいになるのか本人もよくわかりません。
 新日本教育図書(株)とバブとの邂逅があって、同社の20余年にわたる実践を伴っての教材作りを彼が見るにつけ、自らの構想と結びつけた結果、このたびの「ゲームで学ぶ英語」の制作に至りましたが、この本は小学校で使うことを前提に編集しています。「英語版」と「日本語版」の同時発売ですが、前者はAET用に、後者は日本人の教師用として作りました。チームとして使えば、より効率が上がるように設計しています。
 バブ自身は昨年の秋すでに脱稿していましたが、その後も実際に生徒相手に使ってみて、改良を加えたため、予定していた以上の時間がかかりました。ともあれ、子供たちが自分の頭で考えた英語を口に出せるようになることが実証されて、実験での下記の効果に驚いています。
 (1)「発音」が英語話者に近づく。
 (2)「単語」を猛烈に覚える。
 (3)「文型」の基本を自在に扱うようになる。
 前年、バブが小学校6年生を教えたとき、この本に採用しているゲームをいくつか使って授業をしましたが、彼らは中学校に入ってきて、確実に成果を出しています。授業中に英語で軽いジョークを飛ばすほどの実力者も何人かいます。小学校一年生から体系的に学べば、日常会話は簡単にこなせるはずで、英語の先生がたじたじろぐかもしれません。
 先日、バブが仲間のAETたちにゲラ刷りを見せたところ、われもわれもと注文してくれて、ほぼ全員が予約してくれました。
 この教材は生徒たちが使うものではありません。生徒用も作らなければと思っていますが、バブのやり方も、新日本教育図書(株)がやってきたことも、「初学者に英語を教えるときは口と耳から」をモットーにしているので、基本的に生徒たちは教材を必要としません。
 しかし、教わったことを確認するとき、絵本のようなものがあったほうがいいと具申してくれる人もいます。必要とあらば、いまから検討します。
 今週からバブの子供を使ってCDの録音に入りますが、本のできあがる日がいまから楽しみです。本はもう何千種も作ってきたのに、こんなにわくわくすることは珍しい、と当社の社長が言っています。
 大人にたくさんを与えても、すぐに忘れて、消化不良を起こすだけですが、子供たちの頭脳はじつに柔軟です。中学では教える単語を千に制限していますが、そんな制約は取っ払うべきです。子供たちは伸び盛りですから、食べたものをどんどん消化します。食べられるだけ食べさせたほうが健康な成長が望めます。