■猫ふんじゃった−−主語のない日本語
2002/01/07(月)
成人クラスの生徒さんが「○○(した)と言いたいんですが……」と言われるので、私が「誰が○○したの?」とか、「誰が○○なの?」と省略された主格の部分を日本語で問い返すことがよくあります。
そんなさなか、Yという生徒さんが「先生、このあいだ、私の3歳の孫から先生と同じように質問されました」と自分の気付きに驚いていました。
Yさんが「猫ふんじゃった、猫ふんじゃった」と歌っていたところ、お孫さんがすぐに「誰が踏んだの?」と質問してきたそうです。
それ以前、Yさんは「誰が踏んだ?」などという疑問は一度も持ったことがなかったと言われました。
正しい意味を知ろうとすれば、3歳の子供でも主語に相当する「誰が?」を知りたくなるのは当然でしょう。大人になるにつれて、主語を口にすることが野暮になる日本語には困った一面 があります。
英語を話したければ、もう一度、子供の心に戻ることが大切なのではないでしょうか。
(世羅洋子)